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【岐阜・進路相談】過熱する通信制高校進学最前線!

 皆さんは、「受験戦争が過熱している」と聞くと、どういう状態を思い浮かべますか?

 平成初期から現在に至るまでに共通する「過熱」のイメージはおそらく、『学習塾や予備校に対する重課金』かと思います。受験生においては、年間に相当な額が家庭から放出されることは全く珍しくなくなりました。

 平成後半からは、『受験の低年齢化』が挙げられると思います。中高一貫校の人気で、小学生による中学受験が都市部では当たり前になり、中には小中高のエスカレーター式に乗せるべく園児の時から塾通いもかなり多くなりました。

 今回のお話は、実は、「通信制高校界隈でも、少しずつこんな現象が起き始めている」という話題です。

「通信制高校で、受験なんてあるの?」
「通信制高校なんて、不登校の子が行くところで、大体誰でも入れるんじゃないの?」

と思われた方が多いのではないでしょうか?

はい、今まではそうでした。しかし、今は違います。

過熱ポイント①:不登校の増加で競争激化

「通信制高校」と言っても、その形態はさまざまですが、「本部が指定する課題をクリアする」+「本部校へスクーリングへ行く」で単位取得を目指す「サポート校」がほとんどです。

サポート校は、設置要件がとても簡単です。
設置者は教員免許を持っている必要がなく、本部から送られてくる課題に生徒と一緒に取り組める大人がいれば成り立ちます。
ですから、岐阜駅前など都市部はもちろん、最近は多少郊外でも乱立しています。学習塾がそのスペースを生かしてすぐに始めるケースが多いです。

サポート校を選ぶ際に、こども目線で一番ネックになるのは「本部へのスクーリング」です。
通信制高校の本部は、たいてい、すごく田舎にあります(土地が安いからかな?)。そこへ年間の中で1週間程度泊まり込みで、スクーリングの単位取得のために向かうことが心理的ハードルになる場合が多いです。

通信制高校のもう一つの形態として「キャンパス指定校」があります。
これは、その場所が「文部科学省から学校と名乗っていいと認可がある」という意味で、このキャンパス指定のある場所で教員免許を所持する者からの指導があれば、これをスクーリングにできます。
つまり、遠くの本部へ行かなくても、その高校に3年間通うだけで高校卒業できるのです。

「キャンパス指定校」は、上記のように負担が少ないことと、必然的にスタッフの教員免許保有率が高まるため保護者の安心にもつながり、地域の中で人気になる傾向があります。
しかし、国の認可には一つ条件があります。

延床面積に対する「定員」が決まっているのです。

令和6年度調査で、全国の不登校児童生徒は、過去最多の約34万人。
これだけ不登校のこどもが増え、人気の「キャンパス指定校」は殺到するお問い合わせに対して、どうしても「入学者選抜試験」や「入学に際しての条件」を付けざるを得ないというわけです。

岐阜県においては、長い歴史をもつキャンパス指定型の通信制高校で、作文や面接、国・数・英の学力テストを課している高校が散見されます。
また、そもそも願書を出すために「見学会に1回以上参加している」ことを要件にしている高校もあります。

希望する通信制高校がどういう形態なのか、入学に際して条件はあるのか、できるだけ早く情報だけは集めておくのが大切になっています。

かたや、公立高校の定員割れの勢いが止まりません。
都市部では数年前から顕著ですが、学力上位層は私立へ行くのがトレンドで、岐阜も例外ではなくなってきました。
もしかすると、近い将来「偏差値中程度以下の全日制公立高校が最も入りやすい」時代がくるかもしれません。

過熱ポイント②:中1、中2から見学会に参加

上記のような傾向をつかんだ保護者さんが、希望する通信制高校がどういう形態なのか、入学に際して条件はあるのか、できるだけ早く情報だけは集めておくを実践して、実際に中学3年生になるのを待たずに見学会に動いています。

筆者が提携する「さくら国際高校岐阜駅前キャンパス」でも、ここ数年、夏休みの見学会参加者における「中学2年生の割合」が高まりつつあります。

ほとんどの保護者さんが、そのタイミングで見学会にお越しなった理由は、
なんと「中学校の先生にすすめられたから」です。
中学校の先生の中でも、このような進路のトレンドに対して意識の高い方は既に上記のような情報をお持ちで、それを基に保護者の方にアドバイスされているようです。

この傾向は、どんどん高まると考えられます。
見学だけなら、中2以前に拡大していくことは、むしろよいことだと思います。
きちんと見学をして納得して入学した場所の方が、当然3年間頑張れると思うからです。

冷静に「中学3年生」を迎えるために事前相談を!

私自身はフリースクール実践者として活動していますが、岐阜県全体の民間教育関連団体のネットワーク活動を興して、その代表をしています。

全県のフリースクール情報はもちろんのこと、関連のある事業として、通信制高校の情報も大量にもっています。

岐阜県内で、平日日中の迷えるこどもの居場所については、何でも相談に乗れる自信がありますので、ぜひ一度お問い合わせ下さい。

上記のような高校選びに関する相談ももちろん大丈夫です。
本人がきちんと納得した選択をできるようサポートさせていただきます。
時間はかかるかもしれませんが、しっかりと対話して、何か糸口をつかんでみせます。